1971年、北海道・札幌の片隅で生まれた求人情報誌。
これが、北海道アルバイト情報社(HAJ)のスタートでした!
そこから半世紀以上、歴史を積み重ねてきた中で、
時代が変わるたびに「どうしたらいい?」と頭をひねりながら、
さまざまなことにチャレンジして、進化し続けてきたのがわたしたちHAJ。
そんなHAJの、熱い歩みをご紹介します!
1971
学生だった現・社長の村井ら学生たちが「何か商売を始めよう!」と、最初に考えたのは、当時、学生たちが困っていた洗濯。
洗濯機を何台か揃えて洗濯屋を始めようと目論んでみたが、資金がなくやむなく断念。そこで考えたのが、学生のアルバイト探しの手助けとなる情報誌でした。
複数の求人をまとめて見ることができる求人誌は北海道にまだ無く、資金もかからずすぐに始められる。そうして求人誌「北海道アルバイト情報」は創刊されました。
1974
黄色い表紙でお馴染みの「アルキタ」。
実は黄色い表紙に決まったのは50年以上前のことでした。
このころHAJでは、外の印刷工場に頼めばお金も時間も掛かるってことで、印刷機を購入し自社印刷をスタート。
その際、「書店で並んだ時に目立つのは何色か?」と検証し、表紙の色も黄色に決定しました。
1978
「北海道」を後ろに付けるネーミングが流行っていたタイミングで、他社雑誌名とのカブりもあり「北海道アルバイト情報」を「アルバイト北海道」に改名。
現在は「アルキタ」と呼ばれることが多いけれど、今も正式名は「アルバイト北海道」です。
1981
10周年を迎え、「いつまでもサークルの延長のようではダメだ!」と、新卒採用をスタート。
3名の新入社員をめでたく迎えました。
社員がほとんど20代という若い会社だった上に、社名が「北海道アルバイト情報社」。
新入社員の家族からは「採用はアルバイトじゃないよね?」「本当にその会社は大丈夫なのか?」と心配されたとか。
1985
「アルバイト北海道」の中で展開していた正社員求人特集は評判も上々だったため、「これを新たな商品の柱に!」と正社員向け求人誌の創刊を決断。
北海道初の転職情報誌は瞬く間に売り切れました。
後の「ジョブキタ」の始まりです。
1988
旭川市に事務所を構え、地元の求人を扱う「アルバイト旭川(後の旭川シゴトガイド)」を創刊。
後に各都市で地元密着の求人誌「シゴトガイド」を発行していく土台ともなりました。
1991
「アルバイト北海道と読者のコミュニケーションの場づくり」として、大学生・専門学校生から「アルバイト北海道」のコマーシャルのアイデア(絵コンテ)を募集する企画を展開。
全国区の映像ディレクターを審査員に招き、入賞作品のチームにはプロのサポートを受けながらコマーシャルを制作してもらいました。
完成した作品は実際にテレビでオンエア!という夢の企画でした。
1992
日本中を震撼させたバブル崩壊による経済の低迷。
HAJも初の赤字決算に直面しました。
暗くなってしまいそうなそんな時、社長の村井はこんな言葉を残しています。
「バブル崩壊を経た今こそがむしろ”フツーの時代”。必要なのは原点に立ち返り、お客様を大切に思うこと。良い商品、良い売り方を念頭に置き、一生懸命やっていかなければなりません」。
顧客一人ひとりを大切にしていくことを改めて実感した社員達でした。
1995
バブル崩壊によって、求人事業がいかに世の中の景気に左右されるかを体得したHAJ。
時代にアンテナを張り新たな商品を模索すべく、IT事業を立ち上げました。
CD-ROMを使った商品を企画開発し、全国各地の展示会に出展。
この時に、制作や編集を担う部門として作られた組織が、現在はホームページ、モバイルコンテンツなどの企画・製作を事業で行っている子会社・株式会社スパイラルです。
1999
バブル崩壊、北海道拓殖銀行の破綻…と世の中は不景気で落ち込んでいたころに、大胆にも現在本社がある札幌市中央区のオフィスビルを購入。
街中への移転だったので、「会社に何を着ていったらいいかしら」なんてそわそわする女性社員もいたとか。
2004
札幌市西区に新工場を建設。北海道で数台しかない大きな印刷機も取り入れ、現在も稼働しています。
『アルキタ』の全ページカラー化に対応したほか、設備と人の流れを徹底的に見直し改善。
その結果、求人広告の締め切りを毎週金曜17時とし、週明け月曜日の朝イチには店頭に雑誌が並ぶという、スピーディーな発行サイクルを実現しています。
2006
アルキタのプロモーションを大々的に実施。
鈴井貴之さんをプロデューサーに迎え、”バイトから始まる人生もある”をテーマにドラマ仕立てのCFシリーズを展開しました。
バイトをしながら音楽の夢を追いかける若者達のストーリーで、キャッチコピーは「バイトバンドバイト」でした。
2011
東日本大震発生以降、2011年4月から2018年までにわたり、宮城県・岩手県・福島県にて、必要な物資の提供や炊き出しサポート、現地の方々の状況を伝える冊子・Webサイト「ことづて」 の取材・制作等を行いました。
期間中は社員2〜4名でチームを編成し、第33班が派遣されさまざまな活動に取り組みました。
2012
度重なる不況の波を受け、「求人誌ビジネス」から「人材ビジネス」へ視野を広げた動きが盛んだったのがこのころ。
人材紹介事業「ジョブキタ紹介」を立ち上げたほか、新卒採用にも目を向け、企業の長期的な人事戦略により関わっていくような事業展開を図っていきました。
2013
新十津川町の山林を取得、「ほある」と名付けました。
雑誌を発行し紙を大量に使用しているHAJが、小規模ながら森林の環境保全や樹木の生産を担うこと、森林経営の実情を知ることによって地域課題を学ぶ機会として活用することを目的としています。
植樹や散策イベントを実施したり、ほあるの間伐材を使ったノベルティを制作したりしています。
2016
北海道への貢献と地域活性化を目指し、求人情報だけでは伝わらない「北海道での暮らしと仕事」の魅力を発信するためサイト「くらしごと」を立ち上げました。
道内各地の産業や働く人々のリアルな生活を丁寧に取材・紹介し、移住やU・Iターンを検討する層に対し、仕事探しの枠を超えた北海道の総合的な情報をお届けしています。
また、翌年には学生向けのキャリア探求WEBサイト「北海道未来のしごとの参考書」もオープン。
北海道で働く多様な人へのインタビューを通じ、仕事の実情、やりがい、職業知識を分かりやすく提供します。
2023
コロナ禍で延期されていた創立50周年記念パーティーを2年遅れで開催。
コロナの余韻が残る中での開催だったため、社員とその家族のみを招待するささやかなものとなりましたが、美味しいものをいただきながらアットホームな雰囲気の中、改めて会社の歴史と未来を共有する温かい会となりました。
2025
北海道で採用を行う人事担当者に向けて、社員・従業員の採用から定着に至るまで、実践的なノウハウや事例、最新情報を届けるオウンドメディア「ヒトキタ」をオープン。
北海道の多くの企業の採用に関わってきたHAJだからこその情報・秘訣をお届けしています。
求人誌を作る会社から始まったHAJ
それから50年以上
時代とともにかわる企業や求職者のニーズに、
柔軟に丁寧に寄り添いながら、HAJは現在の形となりました。
北海道の「はたらく」をつなぎ、
たくさんの「たのしい」を増やす。
HAJの存在意義はこれからも変わりません。
北海道が大好きな社員とともに、
北海道に「たのしくはたらく」を増やしていきます。