帯広市出身。 なぜだかよく「メガネやめたの?」と聞かれるが、入社2年目にはコンタクトにしている。アルキタ野球部ではセンターを担当。
札幌市出身。学生時代は野球部として活躍したスポーツマンだが、動物園巡りが好きという可愛らしい一面も。アルキタ野球部ではセカンドとして活躍。
ジョブキタに掲載された、ヒグマ乾燥機株式会社様の「木材乾燥機の製造」募集の求人広告です。
ヒグマ乾燥機様は、旭川の隣町・東川町で木材を乾燥させる「乾燥機」を製造しています。
業績は好調ながら、人材不足から製造が追いつかないという状況でした。
はい、以前は毎年、コンスタントに採用ができていました。
ところが、私が担当になって2年間は応募がゼロ…。
応募がないからと求人をストップしていた間も、定期的に社長とお話しする機会を頂いていました。
社長はものづくりに情熱があって、私のような営業にも丁寧に接してくれる、あたたかで本当に良い方。
どうにかお力添えできないかと悩み続けていました。
まずはマネージャーに同行してもらい、改めて社長にヒアリングしながら採用課題の洗い出しをしました。
その結果、いくつかのハードルが見えてきたんです。
ニッチな業界のニッチな業種である点。給与が周囲の相場よりやや見劣りし、出張も多いという点です。
ちょうどその頃、勉強会のファシリテーターとしてKさんが札幌から旭川に来てくれました。
私は日ごろ、営業のバックアップとして現場に同行したり、プロのライターやカメラマンを起用して制作する大型広告の制作ディレクションを担当しています。
この日は、まさに大型広告についての勉強会でした。
求める人物像、商品やサービスの強み、職場の雰囲気や働きやすさを、社長や社員から直接語ってもらうことで、求職者が本当に知りたい企業の魅力を伝えよう、と。
勉強会を受けて、真っ先にKさんにヒグマ乾燥機様のことを相談しました。
まずMくんのお客様に対する熱意に応えたいと思いました。
あの時期はほとんど毎週、いや毎日電話をくれてたよね?
はい(笑)。いつでも親身に相談に乗ってくれる先輩の優しさに甘んじて…。
Mくんが頑張っているから、私も頑張ろうと思ったよ。
だけど、正直に言うと、休日数や給与の条件には不利な面もあると感じていた。
だから、大型広告を提案するなら条件面の改善も提案してみようと伝えたんです。
もちろんです。
でも、Kさんが用意してくれた資料のお陰もあって、社長も「やってみようじゃないか」とすぐに快諾してくださって…。
結果的に初任給は2万円アップ、休日は徐々に完全週休二日制に移行することが決定しました。
こうした条件面を整えた上で、2年ぶりに求人を掲載することが決まったんです。
大型広告受注の報告を聞いた時は「情熱が通じたね!」と一緒に喜んだよね。
私のほうではM君がヒアリングした情報を元に、事前にライターやカメラマンと広告で打ち出す内容について打ち合わせをして、当日までの段取りを組みました。
おかげで、迎えた取材当日の進行はほとんど任せっきり。
大型広告だからこそ社員の方にも初めて取材ができて「この魅力を僕だけが知っているんじゃもったいない。
なんとか求職者に届けたい」とより一層思いました。
1カ月の掲載期間でしたが、掲載後すぐに多くの応募が入ってビックリ。
さらに社長から電話が来て「すごい数の応募が来てる、ありがとう!」と。
最終的な応募は…15名だったっけ?
そうですね、最終的には15名応募、4名が採用となりました。
人数が多いだけでなく、20代・30代の若い方や道外からも応募があって。
いろんな人に届いたんだと思います。
なによりマッチングに成功したのがうれしかったです。
受賞を電話で聞いた時は驚いて「本当ですか!?」とかなり大きな声が出ました。
一緒に東京の授賞式に行ったのも良い思い出になったね!
求人広告賞の受賞を報告した時は採用から1年近く経っていたんですけど、「誰も辞めてないんだよ。
みんな一生懸命頑張ってて、ほんとに良い子たちなんだ」と。
さらに「次は俺が育てる番だね」と社長がおっしゃっていて、これが本当の成功だと実感しました。
採用はあくまで「入り口」。
HAJのパーパスである「たのしくはたらくを増やす」の通り、採用後も楽しく働き続けてもらうことこそ成功なんだと再認識しました。
今回は、一番変えるのが難しい、給与や休日といった「条件」を整えられた。
担当営業であるM君の熱量が届いたんだと思います。
入社3年目の私がここまでの実績を作れたのは、自分だけの力では当然無理な話。
Kさんをはじめ、部署を越えた強力なチームワークがあったからこそ、実現できたものだと思います。
一人じゃなく、チームで目標を達成する。
これが、HAJイズムだということも実感しました。