外国人雇用で、人材不足という社会課題の解決を。
ジョブキタ人材サービス推進室1課の役割は?
北海道の人口が減少して採用が年々難しくなってきています。その解決策の一つとして、外国人と企業をマッチングするのがメイン業務。
イベントを通して留学生と企業の出会いを作ったり、転職希望の外国人の相談を受けたりします。
近年は「特定技能」という仕組みで、海外在住の日本で働きたい外国人を北海道の企業にマッチングすることも増えています。
この仕組みで働き始めた外国人は、入国や就業後もサポートが必要で、日々いろんな対応にも取り組んでいます。
外国人材の募集のため、海外の送り出し機関と連携したりSNSを工夫したり、業務の幅は広いです。
どの国の登録者が多い?
今はミャンマー、ベトナム、インドネシアの3カ国です。
ミャンマーは、HAJが出資している合弁会社があるので一番多いですが、2025年秋にはベトナムにも現地会社を作ったり、インドネシアには提携会社も複数あるので、今後増えていくと思います。
外国人材を採用するのはどんな企業?
特定技能では、人材不足が深刻な介護業界や食品製造、建設業などのお客様にご利用いただくケースが多いです。
またIT技術者も採用が難しくなっているので外国人材を求める企業が増えています。
印象に残っていることは?
若い海外人材は、北海道が好きだったり、期待に胸が膨らんでいたりと、みんな目がキラキラしていて微笑ましいです。
その一方で、「北海道で働くのは、母国の家族のためです」と打ち明けてくれる若者も多く、「彼ら彼女らに最適な職場を探さなければ!」という思いに駆られることもあります。
採用後のサポートはどんなことを?
日本に初入国する時は、空港への出迎えから銀行口座の開設、市役所でのマイナンバーカードの取得、生活用品の買い物まで、5日間くらい付きっきりでサポートします。
その後も病院に付き添ったり、家の電球交換をしてあげたり。効率的で良いサポートをするために、部署内で定期的にミーティングを開いて、それぞれが直面した問題、その対処法などを共有することにしています。