社長インタビュー
人と企業の「出会い」と「くらし」に寄り添う、奥の深い仕事。
HAJの設立は1971年。以来半世紀以上もの長きに渡り、北海道の求人事業に携わってきました。その間、時代の進展やビジネスツールの進化と歩調を合わせるように、弊社の商品やサービスも多様化していきました。
しかしどれだけ時代や社会が変化しても、求人事業の使命が「企業と人材のマッチングの追求」であることには、何ら変わりはありません。
自社に適した人材を求める企業の声を聞き、その背景を知り、表現を考え的確に伝える。自分らしく働き暮らしたい求職者の声に耳を傾け、その動向をしっかり把握し続ける。対面で、電話で、オンラインで、メディアを介して…など場面こそさまざまですが、企業と人材の双方を見据えながら究極のマッチングを実現することが、設立当時から変わらない弊社のテーマだと思っています。
企業の主役は人材、その人材の活躍の舞台となるのが企業、そして両者の出会いだけではなく、そこから紡がれていく両者の未来を考え、その先も寄り添い続けるのがHAJです。
産業構造や地域のあり方が変わり続けている今、HAJもその変化に柔軟に対応しながら、雇用や採用だけでなく、人々の暮らしや生き様にも視線を向けなければならないと思っています。そして、そこに求人事業というビジネスの奥深さ、面白さがあると確信しているのです。
四角四面よりも、余裕や遊び心や振れ幅を持っている人。
HAJにはどんな人材がフィットするのだろう。そう考えた時、ふと浮かんだのが「のりしろ」という言葉でした。のりを塗ったり、折り込んだりする、紙のあの部分です。一見ムダにも見えるけれど、その部分がなければ立体物もユニークな形状も生まれない。完成した時は表に見えないけれど、でもしっかりカタチを支えている。人材にもそんな部分があったらいいなと思ったのです。
人材の「のりしろ」は、実はどんなことでも構いません。数々のバイト経験、映画やドラマの知識、ダンスが得意なことや料理が趣味ということも、立派な「のりしろ」です。ただしそれを自分の中に仕舞っておくのはもったいない、うまく仕事に生かしてほしいと思っています。
バイトの経験は求職者の意向を把握することに役立つでしょう。映画の知識は求人原稿の表現の幅を広げてくれるかもしれません。ダンスも料理の腕前も、いつかどこかのビジネスの場面であなたを助けてくれるはずです。なによりそんな「のりしろ」を持つ人が集まると面白い。振れ幅や遊び心があって、いつのまにか仕事を「楽しむ」余裕も生まれるはずです。
HAJの先輩社員も、さまざまな「のりしろ」を持つ人ばかり。その多彩な「のりしろ」とあなたの「のりしろ」が合わさった時、どんなユニークなアイデアやビジョンが生まれるのか、今からとても楽しみです。